いつかきっとあの場所で

 

2014年3月9日、横浜アリーナで僕の人生は大きく変わった。光が射した。

それまで僕は高校卒業したら就職して適当に趣味見つけて心に決めた人と結婚して子供作って家庭を守るんだろうな、先が見えててつまんない人生だ。なんて事をぼんやり思ってた。夢が無かった。

 

 

でもそんな青年に転機が訪れた。

 

 

2014年3月9日、メジャーバンドのライブに初めて行った。あの時の気持ちは今でも覚えてる。それまでほとんど刺激も無かった僕にとって凄まじい約3時間だった。

「音楽って、歌って、バンドって、こんなにも人の心を動かせるのか。いつかきっとあの場所で。」

漠然としていたが、夢を見つけた。光が射した。

 

 

 

それから時が経ってそのバンドのコピーバンドを始めた。今のココペリドットの前身バンド。バンド名はクソが付くほどダサいので割愛。

メンバーは今と変わらず、まっちー、せっきー、かいと僕。その当時はただただ楽しむことばかり考えていたな。

 

 

高校3年生の夏、初めて悔しい思いをした。

 

 

スクールズアウトという高校生バンドの大会に出た。それに向けて初めて自分達で曲を作ってライブをした。結果は惨敗。というか評価基準まで満たさなくて判定もされなかったんだっけな。土俵にも立てなかったけど、それでもめちゃくちゃ悔しかった。無駄だったのかなって。

 

 

ライブを終えて他のバンドも観ずに立川をぶらぶら歩いてた。見つけた公園のベンチで泣くほど悔しがってた。おえっおえっ言ってた気がする。

 

 

でもその時、忘れかけてたあの想いを思い出したんだ。

 

 

 

「いつかきっとあの場所で」

 

 

 

まだ漠然としていたけど、それは自分の中で少しだけ確かなモノになった。あの時人の目も気にせずおえっおえって言ってた自分、ありがとう。

 

 

 

季節は巡って紆余曲折あって時々病んだり彼女に振られたり仲間がステージから離れたり友達が死んだり、色々、ほんとに色々あったけど今でも忘れてないよ。漠然としていたモノ、今では形になっていて、まだまだこれからだって踏ん張ってるよ。

今も変わらず、まっちーの右側で、せっきーの左側で、かいの真ん前で。精一杯歌ってる。それがどれだけ幸せな事か、これ書いてて改めて思った。いつもありがとう。でも、まだまだ。僕達はもっと先へ行けると信じてる。大丈夫。

 

 

 

だから少しでもココペリドット音楽を好きと言ってくれているあなた、信じてください。

僕ら、もっともっと進みます。ポンコツ4人組ですが暖かく見守ってくださいね。

 

 

 

さぁ、明後日はインフル復活後の初ライブ、たかはしはるかさんの個人企画。愛を返します。お釣り出るくらいに。釣りはいらんです。

 

 

長々と失礼。

そんじゃまた、おやすみなんちゃら。