なにものでもないばかもの

ところでなんで僕は僕なんだろう。

 

今までなにを見てきたんだっけ。

今までなにを想ってきたんだっけ。

今までなにを描いてきたんだっけ。

 

ところでなんで僕は僕なんだろう。

 

これからなにを見ていけばいいんだろう。

これからなにを想えばいいんだろう。

これからなにを描いていけばいいんだろう。

 

ところでなんで僕は僕なんだろう。

 

今ここでなにを見たいんだろう。

今ここでなにを想いたいんだろう。

今ここでなにを描きたいんだろう。

 

ところでなんでこんなこと書いてるんだろう。

 

わかっているようで、わかっていない。

近いようで随分遠い。

なにを見て、なにを想って、なにを描くの。

 

自分とは、なにもの。

わからない。わからない。

 

臭い物に蓋をしたくとも、未熟者にはその蓋もない。

後ろを振り返ってみても、なにもなくて虚しくなる。

かと言って前をみても、溢れかえる色々にぐったりする。

なにが言いたいの、このばかもの。

 

うまくいかないと思っているけど、これはずっとそう。

今日も腹が痛いけど、これもずっとそう。

慣れてしまったこの脳みそにリセットボタンを誰かくれないか。

毎日の基礎練習も報われてくれないか。

 

嗚呼、遠いなあ。遠いよ。遠すぎる。

 

夜更かしなんてするものじゃない。

 

嗚呼、嫌だ、ばかもの。

 

 

 

 

とわに

 

永遠なんてない。

 

誰かが言っていた気がする。

 

永遠なんてないんだ。

わかってるよ。

 

どんな物事にも始まりと終わりがあって、だいたいの事はいつ終わりが来るのかわからない。

 

僕は終わりとか別れが大嫌い。

と同時に、怖い。

今まで何度も終わりを見たし、何度もお別れをした。

その度に自分もいつかって怖くなる。

 

哀しいかな全ての物事に限りがある。

 

この命にも終わりがある。

 

 

でもこれは主観をどこに置くかで変わるものだと、僕は思うようにしている。

都合がいいかもしれないけれど、都合よく考えられることは都合よく考えないと生きづらいのよ。

 

 

世界から見たら、あるいは他人から見たら、

間違いなく僕も有限、いつか終わるし歴史的な何かを残さなければいつか忘れられる。

 

でも僕から見たらどうだろう。

もちろん不死身なわけないからいつかは終わるんだけども、でも僕が死ぬその時までは、僕の世界は続く。

それならば、僕のこの世界の中で、それだけでいいから。

なんてことを思う。わがままですね。

 

ところでさ、

 

あの約束覚えてる?

僕は覚えているよ。

いつか果たしに行くから待っててよ。

あの日の事覚えてる?

僕は覚えているよ。

また馬鹿みたいに笑い話しようよ。

あの日行ったあの場所覚えてる?

僕は覚えているよ。

また行こうよ。

 

そうやって僕自身に刻む。点を落とす。

一つ一つ、大事にする。

 

 

永遠なんてない。

わかってるよ。それでも

 

全てに限りがあるこの世界で、僕は祈る。

 

大切な人達よ、愛おしい思い出よ、心の灯火よ。

どうか、永遠に。

 

 

五十嵐健宏

 

06.16-06.18備忘録

 

もう二度と裏切れない。

 

そう言ったのは2ヶ月前の自分。

 

 

色んな人が期待してくれている。

期待に応えられるまでもう少し時間がかかってしまうけれど、絶対に応えるので待っててください。

 

 

あの日からずっと夢を見ている。

色褪せない強烈な記憶がある。

 

僕が自分の心に打ち立てた旗はそう簡単に折れさせない。

あの日見た灯りを目指して、真っ白な地図に夢を描いて、この感性をコンパスにして、意地という名の帆を張って、

 

これからも進むんだ。

 

_______________2021.06.16_______________

 

 

それでも時折、僕には何もできない、何も無いって頭を抱える夜がある。

そんな時は2ヶ月前のブログを読んで、あの時の気持ちを甦らせる。

ブログをやっていて良かったと思った。

読み返すことで甦る。

どれだけ長い夜があったっていいんだ。

それを感じているのは自分。

そこからアウトプットされたものが自分になる。

 

ワールドエンドドリーマーという自分で書いた歌がある。

なんだろう、いい歌だね。

泣きそうになってしまったよ。この歌があってよかった。

なんだか受け取った手紙を時間差で読んだみたいな。答え合わせをしたような。そんな感じ。

 

 

なんにもないけど、なんでもある。

有象無象溢れているのに、満たされない。

そんなどうしようもない世界で、僕は君に会いたいと思うんだ。

 

ああ、どうしようもないね。

 

_______________2021.06.17_______________

 

優しい人になりたい。

 

誰かの為に自分の正義を曲げてしまうような弱さじゃなくて、誰かを守れる強さが欲しい。

でも何から守ればいいんだろう。どうやって守ればいいんだろう。

わからないけれど、大切な人を守れる強さが欲しい。

 

 

負けてしまったとか、逃げ出してしまったとか、この類の事を言える人はまず自分を褒めてあげて欲しい。

そういう選択肢が出るってことは何かと戦った証拠なんだよ。

まずはそんな自分を褒めてあげないと。

疲れてしまったら休めばいい。

自分が好きな物だったり人に頼ればいい。

それを甘えてるなんて僕は思わない。

 

僕は戦う人に対して美しいと思う。

かっこいいもあるけど、それよりも美しいと思う。

その人の正義、周りへの思いやり、そして何かを成し遂げようとする姿。

それが僕の目には美しく見える。

有難いことに、僕の周りには美しい背中を見せてくれる人がたくさんいる。

 

 

僕も美しくありたい。

 

そして強く、優しくなりたい。

ただ寄り添っていたい。

 

_______________2021.06.18_______________

春は曙

 

 

春が嫌いだ。

 

 

今までとこれからを無理やり変えてしまうような、そんな季節。

少しずつ変わって行くからこそ、その変化に気付いた時に嬉しくなったり、ときめいたりするというのに、春はそれを知らない。

それに僕は春と相性が悪い(と勝手に思ってる)。春産まれのくせに。

記憶に残る別れはいつも春に訪れてきた。

僕の勝手な思い込みかもしれないけれど。

 

今年もきっと一生忘れる事が出来ない春になるのだろう。

 

 

やっぱり、春が嫌い。

 

 

悔しいとか寂しいとか悲しいなんて、在り来りな言葉で表すには少し物足りない。

うーん、何とも言えない気持ち。

例えるなら、恋人と別れた時みたいな。

ぽっかり、大きくて、深い。

_______________2021.04.01________________

 

正直、正しい選択だったかなんてまだわからないけれど、こうするしか無かったんだ。

身勝手でごめんなさい。

でも僕らの為の決断だったんだ。

まぁ喧嘩した訳でも、逮捕された訳でも、はたまた重い病気を患った訳でもないので、そこは安心してください。

 

前から僕は、「この4人じゃなきゃ。」って言っていた。

本気でそう思っていたし、ずっと続くと思っていた。

 

でも今3人になって、こんなところで、まだ何も始まっていないのに負けてたまるかって逆にメラメラしている。

まだ歌いたい歌がある。鳴らしたい音がある。

果たしたい約束がある。会いたい人がいる。

叶えたい夢がある。僕は生きている。

だから、大丈夫。てか辞めてたまるかよ。

 

かいとせっきーが「出来る事はなんでもするし、出来る事を増やしていく」って言ってくれた。

良い団結力が生まれた。

僕も頑張る、頑張る、頑張る。

最高の3人になろう。

 

色んな人と電話をした。

「続ける事を選んでくれて嬉しい。」

「これからもココペリドットの音楽が好き。」

「手伝える事があったらなんでも言って。」

色んな人に支えられているのだと、改めて痛感した。本当にありがとうございます。

もう二度と裏切らない為に踏ん張ります。

_______________2021.04.02________________

 

きっとこれを乗り越えたら強くなれるんだ。

やらなければいけない事が多すぎて何から手を付けたらいいかわからないけれど “やるしかない” という事だけは明確で、クヨクヨしている暇なんてない。

 

前を見ている。

予測出来ない未来にワクワクしている自分がいる。

前を見ている。

桜が散って春を越え、日々は進んでいく。

前を見ている。

いつかきっとあの場所で。いつか。

 

僕は僕で、君は君で、別々の道を歩んでいた筈なのに、出会って、今日まで来た。

そんな偶然を僕は運命だったと思わせたい。

そして、奇跡のような瞬間を魅せたい。

 

まだ何も始まってなんかいない。

スタートラインにすらまだ立てていない。

これから、僕達がどう歩みを進めるのか、その目で見ていてくれたら嬉しいです。

 

大丈夫。

 

折れてなんかいない。

枯れてなんかいない。

 

 

これからこそ、どうぞよろしくお願いします。

______________2021.04.03________________

 

 

 

 

 

 

寝坊した。

_______________2021.04.04_______________

 

 

 

ことばかり

 

伝えたい事、

叶わない事、

報われない事、

解らない事、

届かない事、

 

そんなことばかりで頭を抱えていたら、

肝心なところが隠れてしまったんだ。

 

 

難しくなって、

もういいやって投げ出したくなったり、

うずくまっていても、会いたい人がいる。

 

どんなに悲しい事が起きて涙を流していても、

どんなにどん底にいても、会いたい人がいる。

 

たくさんのもので満ち溢れている世界の中、

なにも叶わない空っぽな生活でも、会いたい人がいる。

 

 

それが僕をここまで動かしてくれた。

生かしてくれた。

だからね、会いに行かなくちゃいけないんだ。

止まってなんかいられないんだ。

 

 

月が綺麗な夜に、

“ ワールドエンドドリーマー ”

という新曲を歌うことができてよかった。

ココペリドットの歌、全部愛おしいけど、

これは最愛の歌。

はやく聴きに来てね。

 

 

またね。

 

 

 

五十嵐健宏

 

 

 

 

 

何も無い僕

 

「生きているだけで素晴らしい」

 

その通りだよ。

 

 

僕には何も無い。

普通の人生を送ってきたから

普通でしかない。

かと言って、複雑な人生を送ってきた人が

普通じゃないとは言わない。

人それぞれの普通があるから。

 

僕には何も無い。

 

なのに、僕の周りには最高な人がいる。

いや、最高な人の横に僕がいるだけかも。

 

それでもいいから、そうでいたい。

いや、僕も最高な人になりたい。

 

 

未だ咲かない花を持ってる。

未だ咲かない才能を持ってる。

未だ届かない心を持ってる。

未だ届かない声を持ってる。

 

でも、何も無い。

 

普通な僕が嫌い。

だからと言って、嘘は付かない。

僕は僕でしかない。

 

 

 

「生きてみせるよ、僕は僕らしく」

 

 

僕には君がいる。

 

 

 

おやすみなんちゃら

 

五十嵐健宏

 

忘らるる

 

ふと思い出して、胸がきゅーっとなる事がある。

多分だけど皆そう。

 

ばあちゃんの混ぜまんま、じいちゃんの笑った顔、親の何気ない言葉、先生の心無い言葉、初じめて恋をした瞬間、初めてのデート、敗れた恋、一緒に見た花火

 

 

どうして、今までずっと忘れていたのに、ふとした時に思い出すんだろうなぁ。

どうして、後悔しかできない夜があるんだろうなぁ。

どうして、僕は、

 

 

思い出すのはきっと、多分きっと、今の僕にそれらが足りていないからなのだろう。

 

思い出の中から、自分に足りていないものを掘り出して、満たされようとしているのかな。

 

 

だとしたら、脳みその馬鹿。

 

でも、思い出させてくれてありがとう。

 

 

 

どうして"ふと"思い出すのか、ということに関して調べようとはしなかった。

 

読んだ記事をすっかり信じて、それ以外受け入れなくなってしまうのが嫌だった。

それにもし、医学的に明かされていたとして(されてたらすいません)、その内容が現実的なもので

納得せざるを得ない内容だったら嫌だもの。

というかそれが研究者のすることなのだろうけど。だからこそ、嫌だった。

 

 

心とか、思い出とかは、ファンタジー的なそういう類のものであって欲しい。せめて僕の中だけでは。

 

 

 

僕も誰かの記憶の中で生きているのかな。

 

ふと思い出されたりするのかな。

 

というか、そうであって欲しい。

 

 

覚えてる?あの日の事。

 

 

 

 

 

おやすみなんちゃら

 

五十嵐健宏