なにものでもないばかもの

ところでなんで僕は僕なんだろう。

 

今までなにを見てきたんだっけ。

今までなにを想ってきたんだっけ。

今までなにを描いてきたんだっけ。

 

ところでなんで僕は僕なんだろう。

 

これからなにを見ていけばいいんだろう。

これからなにを想えばいいんだろう。

これからなにを描いていけばいいんだろう。

 

ところでなんで僕は僕なんだろう。

 

今ここでなにを見たいんだろう。

今ここでなにを想いたいんだろう。

今ここでなにを描きたいんだろう。

 

ところでなんでこんなこと書いてるんだろう。

 

わかっているようで、わかっていない。

近いようで随分遠い。

なにを見て、なにを想って、なにを描くの。

 

自分とは、なにもの。

わからない。わからない。

 

臭い物に蓋をしたくとも、未熟者にはその蓋もない。

後ろを振り返ってみても、なにもなくて虚しくなる。

かと言って前をみても、溢れかえる色々にぐったりする。

なにが言いたいの、このばかもの。

 

うまくいかないと思っているけど、これはずっとそう。

今日も腹が痛いけど、これもずっとそう。

慣れてしまったこの脳みそにリセットボタンを誰かくれないか。

毎日の基礎練習も報われてくれないか。

 

嗚呼、遠いなあ。遠いよ。遠すぎる。

 

夜更かしなんてするものじゃない。

 

嗚呼、嫌だ、ばかもの。